そう、意識しないと、頭のなかのおしゃべりはいつまでも止まらない。それが意図的な方向を

もったものならばまだいいけれど、自分の意志とは関係なくどんどんどんどん、しかも不本

意な言い分、不快で不安にさせる展開ばかりが語られて、現実がほんとうにそんな風に動きそ

うな気持ちになったりして、さらにそれを打ち消すためにしゃべり続ける…。

景はちゃんと見えているし、音も聞こえるし、呼吸も行われているし、自分は存在している。

思考が止まっても、自分にはなんら影響しないんですよね。

でも、考えるのを止めるのが不安なんです、と思うひともいると思う。でも、考えても不安は

止まってないと思う。そして、その考えは別に自分を救ってくれるわけでもない。

ひらめきや、ほんとうのこたえって、思考から生まれるわけではないんですよね。あーもうい

いや、ってぶん投げたあと急にものごとが動き出したり、全然別のことをしているときにふい

にこたえが降って来たり、勝手に解決してたりというような経験って、誰もがしてると思う。

いままでを振り返ってみたら、いくらでも思い出すはず。。

わかってるけど…は実はわかってないんですよね。。わかっていたら、やめたらいいんだか

ら。それができたらやってるよ！　というのも、もちろんよくわかります。

でもさ、それじゃあ、いつになったらやるんだろう。。

です（もちろんしても全然いいですし、するともっといいですが）。ただ、歯を磨いてる間、

電子レンジで何かをチンしてる間、電車のなか、次の駅に着くまでの間、ほんの一瞬だけでも

頭のなかを静かにしてみる。

どんな考えや思いが浮かんできても、自分でそれを止めることができるのだということ。とい

れてるわけではないんですよね。。